電波環境調査/検証を行います
電波環境調査のあらまし
技術レポート「2.4GHz帯ドローン無線運用の落とし穴」で紹介しましたように、市街地や工場、イベント会場等で空撮等の業務を行う場合には、2.4GHz帯内の混信のみならず、空撮地近隣に設置されている2.4GHzの上下バンド(2.1GHz-2.7GHz)の大出力商用無線局からの電力干渉による操縦用無線機の電波途絶は起こり得る現象です。
操縦用の電波途絶が発生した場合には、手動による操縦が不能に陥りますからリスクは甚大です。
こういった場所でドローン運用を実施する際には事前に電波環境の調査をしておくことは重要です。
JDRIではドローン無線に特化した測定システムを使って電波環境を調査し、電波干渉をによる危険度を検証し、報告書を作成致します。
電波環境調査でわかること
ドローン運用上影響のある電波が出ていないか、どの程度影響するのか、どのように対策をすればよいかが判明します。調査結果は調査報告書としてまとめ、提出いたします。
※調査報告書の例
作業内容・使用機材
・飛行現場及び飛行現場周辺の電波環境測定【基本測定】
飛行現場やその周辺にどのような電波が出ていて、どのような影響があるのかを測定します。ドローンの操縦に影響の出やすい周波数帯を中心に測定を行います。またドローンのGPSや各種センサー等に影響のある電波が出ているかもあわせて測定いたします。
下記の妨害波チェックと合わせて調査の基本項目です。測定は7GHzまでの全域を測定するため、Wi-Fi等一般的な電波以外の電波が出ている可能性のある場所においても影響を事前に把握することができます。
・妨害波チェック【基本測定】【詳細測定】
上記電波環境調査によって判明した妨害波の「発信方角及び強度」を測定します。ドローンの操作周波数帯はWi-Fi等非常に多くの電波が出ている周波数帯のため、どのような現場においても少なからず妨害波が存在します。この妨害波の発信方角と強度を測定することで、ドローンの操作周波数における妨害の度合いを知ることができ、また安全エリア及び危険エリアを推測することができます。
使用機材の一部(スペクトラムアナライザ・周波数カウンター・基準LPDA他)
調査推奨箇所
スタジアム等のイベント会場、工場、建設現場、基地、各種観測所、山頂付近等。またそれら施設が近隣にある場合
費用等
基本測定 165,000円 から
※(測定箇所1箇所 測定ポイント3ポイント 通常フォーマット報告書)
調査箇所、測定ポイント数、報告書フォーマット等により価格は変動いたします。お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡くださいませ。